考える・言葉

等価交換

この言葉の意味は「価値が同じものを、交換する」。

前から知っていたコトバではあったけど、深く考えるようになったのはこのマンガですね、「鋼の錬金術師」。終盤はちょっと・・・だったけど、全体的な評価は最高クラスで、多くの人にオススメしたいマンガです。時代の流れに反して、短いほうですし。全27巻です。完全版が出るそうなので、それを買えば巻はもっと少ないです。

すっごく深いテーマだな、って思いながら読んでました。(つづきは、ネタバレ含みます)

「鋼の錬金術師」の中で、何度も等価交換が出てきます。ストーリーをおおざっぱにいうと、錬金術を使うには何かを提供しなきゃいけない。それが原則で、いいものチームは等価交換しながら錬金術を使う。わるいものチームは、等価交換しないで錬金術を使うっていう話で、さて、行き着く先はどこになるのやら!?っていうマンガです。

読み始めたときから、気になることがあったんですが、長い連載年月をかけて読み終わった頃に、何が気になったのか、わかってきたんです。

 

要するに、「何かを得れば何かを失う」。

「何かを得るために、だれが何を失うんだ?」ってことですね。自分が何かを得るために、だれかが大切な何かを失っていないだろうか・・・。

 

「何かを得れば何かを失う」

この「失う」ものが、本当はいらないものだったりしないだろうか?いらないものがなくなって、欲しいものが手に入るって・・・得るだけってこと?

 

「何かを得れば何かを失う」

この「失う」ものが、本当はなくならないものだったりしないだろうか?アイデアとか?

 

自分の人生において、等価交換ばかりをしていないか、気になりながら読んだわけでした。これは本当に奥が深いです。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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