子育ては親育て

大人になるあなたへ ~3才までのお話

今から3-4年を振り返って記録しておきます。
記憶違いやあいまいなところもあるけど、断定して書くことにする。

前回までのお話1:大人になるあなたへ ~産まれる前のお話
前回までのお話2:大人になるあなたへ ~産まれた日のお話
前回までのお話3:大人になるあなたへ ~産まれてからしばらくのお話
前回までのお話4:大人になるあなたへ ~1才までのお話
前回までのお話5:大人になるあなたへ ~2才までのお話

 

3才になった今、この1年を振り返って思うと、あっというまに投稿できそうな気がする。
この感情が、すでにこの1年と、2年前とのボクの姿勢の差を表してるように思う。
油断してるようだね。

 

この頃から、あなたの社会を広げようという思惑があって、幼稚園のプレに行き始めました。
週1回で午前だけなので、しれてるんだけどね。
それでも同年代や先生たちとの関わりを持つことは、あなたに影響を与えることになったはず。
もっと早く、0才や1才から通う選択肢もあったけれど、ボクはそれぞれの時点での選択は正しかったと思う。
あなたにとってはどうかわからないんだけど、
あなたもわからないよね。

 

それもしてもまあ急に成長した1年だこと。
家の中にはもう収まらなくなっちゃったね。
ボクの仕事部屋ドアノブにカギをつけたのに、「カギをかけないで!」って言うようになったから、意味が激減してしまった。
カギかけると、ドアの前でごねるからね。
赤ちゃんでも幼児でもなくなって、子どもになったよね。料金もかかるようになったね。

 

1才のときにした手術後の経過は順調で、月1の検診はまったく問題なかったよ。
1年後の検診でも、「専門家でもよくみないと手術したことがわからない」と医師に言われました。
体格もよくなって、行動する体力も十分ついてきて、大人と同じ量の食事を食べて・・・。
イヌのいるところへいけば、ゴールデンレトリバーをぐわっ!とつかんで驚かせてたね。
六甲牧場へいけば、ひつじさんのおしりに指を入れる。ひつじさんは聞いたことのない鳴き声だしてたよ。 

 

遊ぶのは、同世代の子どもたちより、その親。
ボクら両親か、おじいちゃん、おばあちゃん。大人と遊びたがった。
決まったママ友さんたちとのつながりで、同世代の子とも遊んでたけどね。
本を読んだりしてほしいし、大人とのほうがたくさんのことをできるのを知っちゃったよね。
一部はボクが教えてしまったんだろうなあ。
ずっとかまってくれる大人のところに、いつもいたよ。
体格がよかったので、ウチのおじいちゃんは大変そうでした。
でもこれは、野口の血統だから仕方ないよね。
自分が寝るときには、みんな集まれー!って仕切ってたね、ボクのDNA受け継いでしまったね。

 

写真を撮るとき、いつもポーズを取るようになって、
デジタルだから何度も撮り直せるのをわかっていて、
2枚3枚と撮りなおしさせられたよ。その後はすぐ写真チェックだったね。
ポーズをとるのは、友だちの女の子から教わったのかなあ。

 

電話もよく取ろうとしたよね。
電話で話すのは決まってて、
「はい、○○です」「お名前を教えてください」「ありがとうございました」「バイバイ、またね」
のどれかになる。
被害者はたいていおじいちゃんおばあちゃんだったので、大丈夫だったよ。

 

 

大きく代わり始めたのは、反抗期(=ボクは成長期と解釈してる)だった。

 

何か言うと、とりあえず反対するんだよ。1秒で。
もう面倒なので放っておくと、反対したそれを選択してる。食事とか。遊びとか。
「お風呂はいらないよ!」とかいって、3分後には入ってくる。
ボクの頭ではなかなかうまく処理できなかったよ。
今でもまだ続いてるので、どう対応すればいいのか、ボクはわからないままでいます。
お母さんは、ある程度はわかってるようだよ、理解者がいるのはよかったね。

 

 

ただ、心配なことがあってね。

気にしすぎかもしれないけど、 言葉の発達が遅いように思った。
4月から幼稚園なので、入れるところが限られてくるかもしれない。
それでいろいろ調べていくと、これまた生まれてからのお約束で、ボク自身の問題にぶちあたる。
「子どもに言う前に、親自身がやれ」って突きつけられる。
「お子さんが~」と書いてるところが、「あなた(ボク)が~」に置き換えると、あてはまる・・・。

 

あなたには、ボクからみて最適な環境を用意したかったので、選択の余地なしに自分の問題と向き合うようになっていったよ。そのおかげで、問題は改善されていって、結果的に家族がよくなっていったかどうかまでは、今の時点ではわからないな。でも進んでいきました。

 

 

あなたがボクに見せてくるものには、
・それまで問題でなかったことを、今では問題だと認識させる
・それをやらない理由をなくす
こんな2つのことをどんどん出してきました。

だからボクは行動せずにいられなかったし、変化せずにいられなかった。
3年間でボクの生き方が大きく変わったね。
あなたが何を考えてたかは知らないけれど・・・。

 

 

そして3才になり、すぐに4月を迎えて幼稚園へ通うことになります。

 

3才までの3年間は、ほぼ必ずといっていいくらい、ボクかヨメがついていました。
これが世間でどのくらいの状況なのかは今でも知らないけれど、
ボクはその選択をしてきました。

 

ボクが生まれる前から考えていた「三歳神話」はひとまず終わったので、
これからはまた別の意図や目的をもってあなたと接していきます。

 

あなた自身は、これまでの友だちから離れて、別の幼稚園へ行くことになりました。
社会が広がって、これまでのようなやり方ではうまくいかないことがいっぱいあると思う。
特に3月後半生まれだから、クラスで1番できない子だったとしても何もおかしくない。
そんなあなたが、幼稚園をどのように捉えて、どのように対応していくのか、積極的に見守っていきます。

 

 

ここまで3,4年分をまとめて振り返って書いたけど、ここから先もまだまだあなたの歩みはつづいていきます。
ボクが楽になる日が来る気がまったくしないけど、あなたの変化をできる限り捉えていきながら、
ボクもどこかの区切りでまた振り返って書いていくようにしよう。

 

つづく

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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