本(ビジネス書・マンガ・雑誌)

仕事するのにオフィスはいらない/佐々木俊尚

~ノマドワーキングのすすめ

 

ボク自身もこんな風に生きているつもりだが、アナログツールからの完全脱却が難しい。ITは少ししか取り入れないと不便だが、とことん取り入れるとものすごく便利になるということが実感できる一冊。中小企業に提案するのは難しい気が・・・。参考になるツールやサービスがたくさん載っているので、流行を追う方や、新しい仕事のスタイルかを知りたい方はぜひとも。

 

目次
第1章 ノマドワーキングのすすめ
第2章 アテンションコントロール
第3章 情報コントロール
第4章 コラボレーション
第5章 クラウドを使いこなす
第6章 ノマドライフスタイルの時代へ

 

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) 仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書) 

光文社 2009-07-16
売り上げランキング : 213
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

「全員がまじめで、セルフコントロールがちゃんとできている人たちだったから」(コバーン)

パーマネントコネクティビティ(永続的な紐帯)
相手の顔を想像できるような状態で、つねに仲間や同僚、家族とネット経由でつながっている状態

情報をコントロールし、自分に必要な情報だけが自分の頭の中に流れ込み、不要な情報はシャットアウトするような能力を身につけましょう。それによってアテンションのコントロールも可能になり、さらにはいまの時代に仕事をする上で最も重要な能力---情報収集能力を、高いレベルで身につけられるようになります。

成功した人たちには2つの大きな能力があることに気づきました。(ブルックス)
(1) 「明日は今日よりもずっと良くなる。そして私は明日を実現するパワーを持っている」という強い信念を持っていること
(2) 成功者はアテンションを意識的に集中させる驚異的な能力を持っているということ

アテンションコントロールを手に入れれば、自分の持っている時間を自由自在にコントロールすることができるようになります。
(1) アテンションコントロールは、自律へとつながる
(2) アテンションコントロールは、レジリエンス(*)を生み出す
(3) アテンションコントロールは、クリエイティビティを作り出す
(*) 今南ア状況に直面しても、うまく適応して乗り越えていく能力のこと

人間には仕事のサイクルとは別に、身体のサイクルがあります。集中力の続くときもあれば、続かないときもある。

情報処理こそが、この時代を生き抜く最大のタクティクス(戦術)のひとつなのです。だから、PDCAサイクルの前に、徹底的な情報収集とそれらの情報の分析が必要なのです。

■取得・整理  :直感的、単純、ゆったりした姿勢でもできる=リラックス
■掘り下げ・連携:論理的、複雑、高い集中力が必要     =アテンション

ノマドワークスタイルで温存しなければならないのは「集中力」です。

作業の途中で調べる必要ができても、後回しにしよう

ノマドワークスタイルを会社全体で実現するためには、最低限必要な要素があります。
(1) メンバー全員が、徹底した情報共有をできるITスキルを身に付けていること
(2) メンバー全員が、自分を律するアテンションコントロール力を持っていること
(3) セキュリティが保たれるようにつねに最新の注意を払うこと

「いつでも会社を辞めてやるよ」と思っていて、でも会社から「辞めないでほしい」と考えられているような会社員

自分の努力次第でさまざまな人とつながり、新たな出会いに感謝しながら刺激的な仕事を続けていく---そうしたノマド的な人生を拓いていくことができる

情け容赦ない競争を勝ち抜いてきて、雇われる側にはならず、かといって雇う側にもならず、同時に複数の職業を持つことも多く、そして自分の人生を株式のようにポートフォリオを描いて設計していくそうです。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

-本(ビジネス書・マンガ・雑誌)

Copyright© ぴろきち , 2024 All Rights Reserved.