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「あなたは毎晩死んでますね」~睡眠時無呼吸症候群の症状と検査~

「あなたは毎晩死んでますね」~睡眠時無呼吸症候群の症状と検査~

ヨメから「毎日いびきがうるさい」「いびきが詰まってて苦しそう」と指摘があったり、睡眠時のいびきからくる症状に心あたりがあったので、呼吸器科専門に足を運んでみたところから2015年は始まりました。

 

診察結果で言われたのは
「毎晩死んでますね・・・」って。
んんん???どゆことーーー!?

 

はじまりの年明けに戻って。
あまり詳しく調べずにまず診察を受けてみると、「ほぼ間違いなく◯◯◯だろう・・・でもきちんと検査してみましょうね」とのこと。

 

近所にある内科の先生は、リー・リンチェイに似ていて、ウチの家では「リー先生」と呼ばれる名医。内科医ですが、呼吸器科が専門です。
大きなことから小さなことまで気にしてくれて、きちんと向きあって伝えてくれます。それ以上、本人がどう向き合うかは様子をみてくれる。すべての診察は、まずここで受けたい気持ちになる医師です。こんな医師に出会うことはめったになく、とてもツイてることを感じてます。

 

戻って検査のお話。
自宅睡眠1回で検査ができるとのことだったので、機器を持ち帰って一晩寝れば、結果がわかるとのことでした。
器具の装着の仕方や使い方を看護師さんから教わったのですが、けっこう大げさな感じが・・・!?頑丈なケースに入った機器を、恐る恐る持ち帰って一晩検査しました。

 

翌朝、ヨメにボクの睡眠状況を確認したところ、
「いい感じでいつも通りの睡眠だったよ」
とのことで、良い情報が記録されたと思いました。

 

けっこう大げさな感じでいたのですが、実際にやってみると「あれこんなもんか?」というところでしたね。1週間ほどで検査結果が出るとのこと。
*気になる方は、ここまでをまずやってみるのを強くオススメします。

 

---1週間後。

検査結果のグラフや値をみながら説明されました。
「この値がこういう意味で、ぴろきちさんはこういう値が出てるので、要するにあなたは毎晩死んでますね・・・」
「え!?」

 

テンポよくいびきをかいてるのは、まだ良いほうらしいのですが、ボクは、テンポ悪いときが頻繁にあって、呼吸が詰まっていたんですね。それがひと晩8時間寝たときに、だいたい4時間はその状態。きちんと寝れているのが4時間。

 

呼吸が詰まっているときは、「酸素不足」なんです。その昔、ペルー旅行の高地3300mで高山病にかかったときよりも、値が低かったです。寝てる間の半分は、山登りをせっせとしていて、残りの半分の時間で回復している状態。

 

これがボクの【睡眠】なんですね。
そら毎日しんどいわー!
しかも、それが毎晩毎晩繰り返されてきているなんて・・・思えば20年近く。

ちなみに診断名がついていまして、ボクは「睡眠時無呼吸症候群」と診断されました。症状は3段階あって、1番上の「重度」です。簡単な対処療法では改善が期待できないレベルでした。

 

そこでは治療を続ける設備が足りないとのことで、大きな病院を紹介され、診察と一泊入院検査を受けることになりました。そちらでは脳波測定などもできるし、改善テストまでたった一泊でできるそうです。なんてすごいこと!?

 

まず診察結果から。ボクの場合はこう診断されました。

そうなりやすい原因

1.骨格 (遺伝・親と顔形が同じ=骨格も同じ・のどが元々狭いと推測)
2.口呼吸
3.肥満
4.寝る体勢 *脳が姿勢を決めているため、個性なので改善が難しい
5.年齢(筋肉の衰え) *高齢になると喉がたるんで改善するそうです

 

肥満は原因ではあるようなのですが、順位は3番目。それよりも「骨格遺伝」と「口呼吸の習慣」が原因のようです。骨格は改善が難しいので、習慣の改善を図ることになりました。でも1番は骨格なのにね?どうしようもないのかな。

 

改善方法

普段から鼻で呼吸することが少なく、口で呼吸しているなら、上向きで寝ている際の呼吸方法には適していない。口はモノを食べるところ、話すところ。鼻は高機能なフィルターがついていて、呼吸するところ。鼻を使って呼吸しましょう。
それだけでも大幅な改善が期待できるようです。

 

しかしながらボクはアレルギー(花粉症とアトピー)で鼻は生まれつき弱いんですよね・・・。でもそれが原因で二次障害としてこういった事柄が起きるだと知りました。根本治療は改めて取り組むとしても、現状打破のために対処療法から取り組むことにします。

 

一泊入院検査は、保険のきく大部屋だと、4ヶ月待ち。個室だと2週間後から空いてるよ。と聞いて、至急ランプ!がついていたボクは、個室を即断!

毎晩死んでる状態から、1日も早く抜けだす重要性を感じたので、当日を楽しみにしていました。

 

一泊入院といっても、睡眠時に検査をするだけなので、夜は食事と入浴を終えてから、病院へ行きます。翌朝には検査が終わって診察をうけて終わり。病院には12時間もいませんでした。後はまた1週間ほどの検査結果待ち。

 

入院時の睡眠環境~睡眠時無呼吸症候群の症状と検査~

こんな状態で寝ました。この写真が最後のトイレで、これ以降はナースコールでないとベッドから出てはいけないくらい配線されててます。22時すぎに寝て、7時すぎに起こされました。環境の変化は気にならず、いつも通り寝ました。

 

帰宅してから

ひとまず機器での対処療法が有効なことが確認できたので、CPAPという機器をレンタルで持ち帰り、毎晩鼻に装着した状態で寝てます。これで8時間寝れば、8時間だけの睡眠が確保できているようです(*詳細はまだ検査結果待ち)。

 

ヨメの感触では、これまでのいびき騒音が100だとすると、1に減少しているそうです。
1%になったってスゴくないですか!?
医療や技術進歩もスゴいけど、10年にわたり耐えたヨメもすごいし、ありがたい環境で暮らせてることに感謝しなければ・・・。そのためにはこれを改善して、健康で暮らせるように向き合っていきます。

 

 

もう少ししたら入院時の結果が出るので、あらためて投稿しなおそうと思います。
日中に眠たくなる方・疲れやすいと感じている方は、「睡眠時無呼吸症候群」で検索すると自己診断ができますので、それだけでもやってみてください。人生損してるだけじゃなくて、命を削って、寝てるようですよ・・・。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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