子育ては親育て

大人になるあなたへ ~3才過ぎてからのお話

今から3-4年を振り返って記録しました。
記憶違いやあいまいなところもあるけど、断定して書きました。
読み直すのが少しコワいけど、6話にまとまったようです。

前回までのお話1:大人になるあなたへ ~産まれる前のお話
前回までのお話2:大人になるあなたへ ~産まれた日のお話
前回までのお話3:大人になるあなたへ ~産まれてからしばらくのお話
前回までのお話4:大人になるあなたへ ~1才までのお話
前回までのお話5:大人になるあなたへ ~2才までのお話
前回までのお話6:大人になるあなたへ ~3才までのお話

 

つづけて、これからのことを1話完結で書いておこうと思います。
大人になるあなた向けかもしれないけど、その頃までのボク向けになるかもしれない。

 

4月から幼稚園に通いはじめています。これから3年間です。

ウワサに聞くように、泣きじゃくって、(お母さんまで泣いてしまって、)翌日から「もういかない!」なんてことになるかと心配したけど、そんな様子はまったくなかったようです。翌日は元気に「お父さん、行いってきます!!!」と飛び出して行きました。あらかじめヨメがこの幼稚園に慣れさせていたのがよい影響を与えることになったように考えています。あなたはとても愛嬌があって、人なつっこいところがあるので、社交的な感じがするけど、本当はどうなんだろうなあ。疑いの意味でね。幼稚園ではどうなのかな。

 

ただ、コトバの発達が遅いのか、欠けているのか、コミュニケーションに物足りない点があります。ボクからみると、あなたは多くのことを理解しているようだけど、何らかの理由があってその通りに行動しない。恥ずかしいのか、反抗したいのか、甘えたいのか、何なのかわからない。けどそういった行動を半年ほど繰り返してきた中で、本当に理解していない部分があるように見える。

でもハッキリとは見えないので、改善への取り組みがこちらはなかなか取れずにいます。気長に見守っていきたいところです。生まれたときから、こちらの話してることは何でも理解してる、と考えて接していたので、その想いだけでも伝わってるといいな。

 

もう新しい社会生活が始まっちゃったからね。ある程度は周りと足並みをそろえていかないといけないし、もしもついていけないなら別の道を考えないといけない。そんなあなたですが、背の高さでは、クラスで後ろから2番目。大きいですがまだオムツ付き。3月末生まれでしょ?幼稚園を出るときには、どうなってるんだろうね。

 

幼稚園に行くようになってから、お母さん優先が明らかに増えた。

「お父さんはあっちの部屋!」

淋しいんだよね。家を出るときも、帰ってくる夕方前にも、ボクが家にいるのは家族に都合が悪いんだろうかと思ってるけど、今のところ自宅で仕事を続けてい(き)ます。子ども部屋にするなら、ボクが今使ってるこの部屋だろうから、ボクが出る日がいつ来るかだね。

 

 

このいくつかの投稿を書き始めたとき、タイトルは「20歳になるあなたへ」でした。家にやってきたとき、「あなたを無事に社会へ送り届けることが親の役割」と考えました。だから、「これから20年間で自立できる人になってもらおう」と決意して接してきました。でもなかなかうまくいかないことばかりなんだけどね。

 

それよりも、「20歳でいいんだろうか?」と悩み始めました。もっと早く“その日”は来るんじゃないか。18歳じゃないか、いや15歳じゃないか、いやいや12歳? いつなのか想像できないほどに社会がめまぐるしく変わっています。

ボクの勝手な思い込みでは、あなたは日本国外で働くことになってるんだけど、それなら日本語以外ができなきゃだろうし、本当に海外かな?国内でやりたそうなことはないかな、とか妄想していると、また最後はボク自身のことに行き当たります。今のボクが、まずどうするかだね。

今3歳のあなたにかけようとするコトバ、ほとんどすべてが、自分にあてはまる。言ったそばから、自分に置き換えて振り返ったりする。どうやっても、何歳であっても、血には逆らえないのかな。似てるんだよ、家系のだれかのどこかに。ボクのダメなところに。

 

 

 

あなたに言おうとすることの多くは、ボク自身が解決していく問題でもある。ボク自身へのイライラが目につくから、それを正してやろう!なんて親の権力を使おうとしているだけかもしれない。くだらないことを押しつけているだけだ。

余裕がたくさんあるわけじゃないけど、生き方に余裕をもっている。そして少ししかない余裕を少しずつ増やしていって、自分と周りが豊かな状態なら、あなたにかける言葉はまた違ってくるはず。だからボクは、あなたに声をかけても反省しなくて済む人を目指して進んでいきます。

 

 

この文章をいつか読む日がくるのか、それが実現するのかわからないけど、5年後か10年後か、そのときのあなたがどうなっているか楽しみだね。ボクやヨメがどうなっているかも楽しみだよ。またその時に会いましょう。

  • この記事を書いた人

ぴろきち

ぴろきちです。大阪生まれで大阪育ち。関西人らしくないと薄々感じてましたが、どうやら血は大阪人じゃないようです。環境で大阪人になってもよさそうなのにね。 世界遺産めぐりが好きで特に遺跡に興味があります。他には神社や寺めぐりをして、御朱印集めをはじめてまもない状態。自分のルーツ・人のルーツをたどることが好きで、家系図づくりをしていますが、4世代より前へなかなか進めずにいます。肌が弱いので、タバコの煙が苦手。お酒もほぼ飲みません。 食べ過ぎたりもしたけれど、ぴろきちは元気です。

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